マルセイユ(フランス)-ジローナ(スペイン)


今日はマルセイユからスペインのジローナまでの移動。
ジローナ。よほどのスペイン通でなければ知らない場所かもしれない。ちゃんとガイドブックには載っているが。

今回の旅は、とにかくミラノからロカ岬まで移動するというのが、最大の目的で、初訪問のポルトガルに少しでも時間を割きたいというのもあって、毎日行けるところまで行くというのが基本方針。また、車窓を見ながら移動したいので、明るいうちに、その日の目的地に着くというのが原則。ただ、列車に休みなく乗るのも味気ないので、ルートの途中で街の散策などもいれたい。ついでに、あまり早起きはしたくないので、早朝の乗り物には乗らないというのも原則。

以上のような原則に照らし合わせてみると、マルセイユからはバルセロナくらいまで移動できそう。しかし、バルセロナ泊では面白くない。そして、ガイドブックをパラパラめくっていて目にとまったのがジローナ(カスティーリャ語ではへローナ)。「中世のたたずまいを残す静かな町」ということである。



マルセイユの駅前。駅から街へは下り坂が続いている


この日の列車は日本で予約済みで、9時44分発である。列車の行き先はモンペリエ。

15分ほど遅れてマルセイユを出発した列車は、定刻より約5分遅れて11時40分すぎモンペリエ到着。モンペリエからは15時すぎのバルセロナ行きに乗車することになっているので、約3時間、時間がある。

荷物の一時預かりを探すこともなく、バックパック(30リットル)を担いだまま街に出た。こういうとき荷物が少ないのは大きな利点だ。





道路にこんなマークが(モンペリエのマーク?)



歩道と車道を分けるコンクリートの柱にペイントが施されていた。



モンペリエ中心部の路地。道の両側には商店が。



こんな派手なペイントが施されたトラムも。



バルセロナ行きの列車。奇妙な形の車両。以前はスペインの優等列車として活躍していたTalgo(タルゴ)。最初のスペイン旅行では乗車のチャンスがなかったが、こんなところで乗れるとは。しかし、車両の老朽化は否めなかった。




バルセロナ行きのタルゴは定刻の15時09分発。
車窓は取り立ててこれというものはなく、列車は淡々歩みを進めていく。
フランス側の国境駅でポリスが乗車してきてパスポートチェックがあった。フランス、スペインはシェンゲン協定(国境検査なしで国境を越えることを許可する協定)加盟国なので意外だった。しかし、スペイン側ではパスポートチェックはなかった。

定刻より少し遅れて、18時50分ころ、ジローナ到着。外はまだ真昼の明るさで、日差しも強烈だ。予約しておいたホテルに荷物を置くと、すぐに街歩きに出た。



ジローナの中心を流れるオニャー川。



ジローナ旧市街の細い路地。



適当に歩いているうちにカテドラルの前に出た。



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