Blog > Archives > 2016年7月 Archive

2016年7月 Archive

都知事選

  • Posted by: オフ
  • 政治

20160729都知事選

今晩、都知事選における鳥越候補応援のため、街頭で政策内容を記したプラカードを持ってスタンディングをした(写真のなかに自分もいます)。候補不在でのこうしたスタンディングは都内各所で行われている。こんなことって今まであっただろうか? 気が付かなかっただけか? いや、2015年夏の安保法制に反対する市民運動の高揚を背景にこんな選挙になったのだと思う。

公職選挙法の規定により候補者の名前が記されたプラカードをかがげることはできないが、ここに立っている人たちの一部やその周辺にいる人が地声で鳥越候補支持をアピール。また、政策ビラも配布(これも候補者の街頭演説以外では候補者の名前入りのものは配布できない決まり)。

鳥越候補が限られた街頭演説の時間で最も強調しているのは、待機児童ゼロ、待機高齢者ゼロ、原発ゼロ(東京250キロ圏の原発の廃炉を電力会社に申し入れる)の3つのゼロ。

ここに集まった人たちは、皆自分の意思で来ているボランティア。

投票日は明後日というか深夜12時を回ったので明日。

候補者の街頭演説は盛り上がっているが、世論調査によると情勢は厳しいと言われている。とにかく勝ちたい。

参議院議員選挙の結果を見て思ったこと

  • Posted by: オフ
  • 政治

参院選最終日・投票日は大阪、一端東京に戻った後、週の半ばには広島、そしてその後札幌、そして週末に東京に戻るという状況で、あまりまとまった時間がとれず、参院選の結果に関する自分なりの所感をまとめる暇がなく何も書かずにいたのだけれど、やはり放ったらかしはよくないと思い、以下に書き留めておきたいと思う(自分のための記録という意味も込めて)。

「誰がやっても同じ」「投票したってあまり変わらない」選挙に行くことについて消極的な人たちは、よくそんなことを言う。確かにあまり変化がないことが予想されるような時期もあったかもしれない。しかし、今現在はそういう状況ではないといえるだろう。それは憲法改正が実現性を帯びてきたからだ。そんな状況にもかかわらず、今回の選挙の投票率は54%余りという低さ。どうも国民の少なくはない部分に憲法改正の動きに関する認識がなかったようだ。野党は改憲勢力に「3分の2」を取らせないという目標をかがげて選挙戦を展開したが、「3分の2」が何を意味するのかわからない国民も相当いたらしい。わからないことは仕方がない。問題は、選挙戦に関するテレビ報道が少なすぎて、わかるようになる機会が十分与えられなかったことだと思う。(活字媒体による情報はより積極的にそれに触れようとする人以外には伝わりにくい)

テレビで「3分の2」問題がまったく報道されなかったわけではない。しかし、少なすぎで、たまたまピンポイントでそのニュースなどを見ていた人にしか伝わらなかった。主要なニュースで毎日、党首の街頭演説について報じたり、その演説の中身に関して解説したりすれば、選挙の争点を知り、選挙に対する関心を高める有権者が増えていくはずだが、残念ながら今回の選挙ではそうはならなかった。

選挙報道の少なさを示す一例をあげておきたい。実は東京選挙区の小川候補の街宣のボランティアで出かけていたので見れていないのだけれど、NHKの7時のニュース(ニュースセブンというのか?)、ニュースウォッチナインでは、何と選挙戦最終盤の木曜・金曜に選挙に関する具体的な報道がなかったそうだ。これでは選挙に対して受け身の姿勢で臨んでいるだろう大多数の有権者の関心が高まるわけがない。(関心が高まっては困るという政権与党の考えを忖度して選挙報道はアリバイ的なものしか行わなかったと疑われても仕方がない)

周知のとおり、選挙の結果、改憲勢力はギリギリだが参議員の3分の2を超える議席を占めた。衆議院ではすでに3分の2を超えているので、憲法改正の発議を行おうと思えば行える状況になった。自民党の改憲草案のまま改憲の発議が行われるかどうかはわからないが。

そこで自民党の改憲草案の大きな問題点についてもう一度確認しておきたいと思う。
1.自衛隊を国防軍に変え、フルに集団的自衛権を行使できるようにする(同盟国の戦争に加担できるようになる)
2.公益・公の秩序を理由に人権に制約が課すことが可能になる(例えば政権に都合の悪い報道、住民運動、デモなどに規制がかかる)
3.緊急事態条項を規定。ごくごく大雑把にいうと、首相が緊急事態を宣言すれば憲法を停止できるというもの。緊急事態の期間の延長については国会の承認が必要ということにはなっているが、首相は国会の多数派を背景に選出されており、政府と国会の意思は基本的には同じなので、緊急事態が際限なく続く可能性もある。

憲法改正のためには、最後国民投票というものがあるので、国会の発議がなされてもそう簡単には通らないだろうとたかをくくっている人たちがいるかもしれない。しかし、現状のメディアの状況を考えると正確かつ分量的に十分な情報が国民にもたらされるかどうか非常にこころもとない。また、ネット上にあふれる変な情報も恐ろしい。

国民投票では有効投票の過半数を獲得すると可決されるので、「何だかわけがわからんから棄権」という人が増えてしまい、過半数のハードルが下がってしまう可能性もある。

さらに国民投票が国政選挙と同時に実施される可能性もあり、そうなると改憲勢力に関する報道量が多くなる(主要候補の報道の量は同じだけ行われるが、現状与党議員の数が圧倒的に多いので改憲派の関する報道が多くなってしまう)。

とにかく色々な問題があり、国民投票に持ち込まれてしまった場合、何が起こるかわからないのだ。そういうわけで、今回の選挙では1人区で野党側がかなり頑張ったものの、憲法の問題という観点からはかなり危機的な状況に陥ってしまったことは否めないと思う。


「どこに投票してもあまり変わらないよね」と言っている人たちの多くも、おそらく自分たちの人権に制限が加えられる可能性が高まる恐れがあるのだということを知れば「それはまずい」と思うだろうが、それをどうやって伝えていくのか。大きな課題だと思う。

ところで、今回の選挙の結果、残業代ゼロ法案が通る可能性が高まった。一応給与の高い層に適用するということになっているが、企業側の論理で動いている現政権だ。だんだんと残業代ゼロが適用される給与も引き下げられていく可能性が高い。今までだってサービス残業をしていたからあまり変わらないと考える人がいるかもしれないが、今度は残業代ゼロが法的にOKになるので、ヒドイことになる可能性がある。

久しぶりの広島

201607原爆ドーム

参議院選は、改憲勢力にかなりの議席を取られてしまったが、野党共闘が功を奏した部分も大きかったと思う。

さて、仕事で、かなり久しぶりで広島にやってきた。

で、少し早めの飛行機に乗り、仕事前にちょっとだけ平和記念公園に行ってきた。

修学旅行の中学生(だとおもう)が、課題か何かなのだろうか、外国人観光客に対して英語で取材(質問)している様子が微笑ましかった。

2016参議院議員選挙

  • Posted by: オフ
  • 政治

20160703参議院議員選挙東京都選挙区小川敏夫候補新宿街宣

写真は、昨日新宿歩行者天国で行われた、参議院議員選挙東京都選挙区の候補小川敏夫氏(民進党)の街宣の様子(最後に司会・弁士の方々が登壇したところ)。

少しずつ浸透してきた感じだが、今回の選挙の大きな争点は「憲法」である。

自民党は街頭演説などでは憲法については語らないが、自民党の選挙公約では一番最後の方に少しだけ改憲について触れている。

過去2回の国政選挙において、自民党は経済を争点に選挙に大勝してきた。そして、その後実行に移したのが、特定秘密保護法、そして安保法制。今回も同じ手法をとると考えざるを得ないのだ。「選挙でご支持をいただいたので実行する」という論理で。

自民党は既に憲法改正草案なるものを作成していて、もし、今度の選挙の結果、参議院でも改憲勢力が3分の2の議席を得た場合、自民党の改憲草案(まったくひどい内容)がその改憲案のベースになるのは間違いないし、議会で反対派が色々と批判をしても、数を背景に押し切って来るということを予想しておいた方がよい(そうならない可能性がまったくないとはいえないかもしれないが)。

前置きが長くなりました。

憲法改正には国会による発議の後、国民投票という手続きも必要だが、国民投票になると、その結果はまったく予断を許さないものになるだろう。先ごろ行われたイギリスにおけるEU離脱をめぐる国民投票の結果をみてもわかるとおり、自分の一票はそれほどの影響はないだろうと考え、積極的に「残留」のための投票行動をとらなかったことを後悔する人々がとても多いという。

憲法改正問題で、そんな状況に追い込まれないためにも、改正手続きに入らせない、つまり今回の参議院議員選挙で改憲勢力に3分の2の議席を取らせないということが非常に大切だと考える。

そこで、東京都選挙区である。

実は、東京都選挙区では定数6のうち4人が改憲派によって占められる可能性もあるというのである。6人のうち4人ということは3分の2である。そして、東京において改憲派に3分の2を取らせるのか取らせないかの分かれ目になっているのが、民進党の小川さんの当落。

というわけで、今回の参議院選挙では小川さんを応援している(地味な方で目立たないけれど、企業献金を受け取ったことがないクリーンさ、元裁判官・検事で弁護士という法律の専門家という顔も持ち人物としても申し分ないと思う)。昨日は街宣に行ったのだが、実は、もっと積極的に応援している。今日も、夕方、街頭演説を応援するため(支持者が集まっているということを一般通行人に見せるということも重要なので)、プラカード、手製のゲーフラ=ゲートフラッグを持ってスタンディングをした。明日以降もできるだけ応援に行こうと思っている。(なお、全国比例区では福島みずほさんを応援している)

憲法が心配であるということを書いたが、自民党の経済政策についても問題があると思っており、世論調査でアベノミクスを「ある程度評価する」という人がいまだに結構いることに驚いている。

安倍政権の経済政策については書く余裕がないので、興味がある方は以下のサイトを見てほしい。とてもわかりやすくまとめてある。

「続・アベノミクスによろしく~アベノミクス失敗の「原因」までの解説~」

Blog > Archives > 2016年7月 Archive

Search

Feeds

Return to page top