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今沖縄・高江で起きていること(本当に法治国家なのか? 日本は)

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昨夜、青山学院大学の一教室を会場に開催された、沖縄・高江緊急報告集会に参加したきた。

まず、フォトジャーナリスト森住卓氏の報告・講演があり、その後、森住氏を含めて、元山仁士郎 氏 (元SEALDs RYUKYU)・船尾遼 氏 (弁護士)・伊藤 和子氏 (ヒューマンライツ・ナウ事務局長、弁護士)が色々な話をされた。

今、マスコミの報道といえば、東京の豊洲新市場に関するものばかりで、高江に関するものはわずかであり、また、ごく断片的なもので、何が問題なのかわからない状態。自分もぼやっとした印象しかもっていなかった。

昨日の話でまず印象的だったのは弁護士の船尾氏の話。

高江で強行されているヘリパッド(オスプレイの離着陸ができるかなり大きなもの)の建設に反対する住民、沖縄各地の人、そして本土各地から集まっている支援者たちに対する機動隊の行動は法的根拠のないものが多数ということだった。

法律で認められていなことを行う警察っていったい何なんだ?!

しかし、報道などではその辺はほとんど伝えられず、「反対派と警察が対峙して反対派を警察が抑え込んでいる」的なことが見えるだけである。

そういう報道を見た本土の人たちはどう思うだろうか。国が正式な手続きにのっとって進めていることに対して「反政府」の人たちが行っている行動で、抑え込まれてもいたしかたないのではと思うのではないだろうか。もしかすると、本土の過激な人間が現地に乗り込んで国に文句を言っていると思っている人もいるかもしれない。

しかし、反対派の人たちの行動は非暴力である。しかしながら、警察に拘束、抑圧が行われ、(多くの場合)警察のそうした行為には法的根拠はなく、船尾弁護士が現地で弁護士であることを示し、「この根拠は?」と問うても、まったく無言だったとのこと。つまり法律の専門家に対してまともに答えられないことをやっているということ。

まあ、彼ら警察も上の命令で動いているだけなので、上(究極的には政府)を何とかしないと、沖縄に対する弾圧といってもいいような現在の状況はどうにもならないだろう。そして、現状を打開するために、沖縄で行われている「本当に法治国家か?」と思えるような理不尽なやり方を本土の人たちにも広く広めて、それを止めなければという世論を高めていく必要があるということで、色々な人が様々な行動を起こしている。昨夜の報告会もその一環だし、元SEALDs RYUKYUの元山さんらは、昨日、「沖縄・北部訓練場のヘリパッド建設強行に反対する若者有志の会」を立ち上げた。

また、ヘリパッド建設は、米軍の北部訓練場の一部の返還と引き換えであるということになっている(このことをもって政府は基地負担の軽減であると言い訳をする)が、返還される部分は米軍にとって使い物にならないものであったという点は報道されていないんじゃないだろうか?(自分も高江の件についてはあまり詳しくなく、昨日の森住氏の報告でこのことを初めて認識した)。

訓練場の使い物にならない部分を返還して、そこにあったヘリパッドの代わりに、ヤンバルの森の貴重な自然を壊して新たなヘリパッドを建設してそこでオスプレイの訓練も行い、高江の静かな環境を壊すということで、まったく基地負担の軽減といえるものではないとのことだった(表向きは沖縄の負担軽減、実際は基地機能の強化ということだった)。

上記以外にも、樹木の違法伐採とか、法的な根拠ない自衛隊ヘリによる工事のための重機輸送とか、色々ありすぎて。。。

今後、東京での街宣とかもあるようだから、今後の動きに注目したい。

現地にも行きたい気持ちがありますが、正直警察は怖いので(ヘタレです)、まずはカンパからかな。。。

下記は「沖縄・北部訓練場のヘリパッド建設強行に反対する若者有志の会」のtwitterです(ブログも開設予定とのこと)。

https://twitter.com/helikyu_takae

ところで、この春の南イタリア旅行の記録の1ページ目をホームページ(このブログ上部の「HOME」から行けます)にアップしました。

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