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2017年6月 Archive

テロ対策とウソをつくな

  • Posted by: オフ
  • 政治

「テロ対策とウソをつくな」

未来のための公共というグループが主催する抗議集会でのコールの一つだ。

テロ等準備罪(共謀罪)がテロ対策ではないことは明らかになったが、法律成立後の報道ステーションにおける憲法学者木村草太氏のコメントは、今回法案に関する議論に問題点を明確に語っているので、その内容を記しておきます。

「テロ対策の法律はすでにある。

テロ対策について、今回の法律が付け加える内容はない。

今回、テロの危険と監視社会のどっちを選ぶかという論点が形成されていたが、今回の法律はテロ対策には使えない、使わないものなので、本当の論点は、テロ対策という政府のウソを許すかどうかという点であり、その結論は明らか。

政府のごまかしをメディアも見抜き、有識者もテロ対策というのはウソであるということを見抜かないと、国民は正しい判断をくだせない。

メディアもふだんから優秀な専門家とコミュニケーションをとってほしい。

今回テロ対策だからと賛成した有識者は、自分に発言の資格があったのか考えてほしい。」

以上です(すでにあるテロ対策の法律の具体名もあげて説明されていましたが、それは省略しました)。

ポルトガルから国会前へ

2017マルヴァオン01

一週間ほどポルトガルへ行っていた。

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以前、ユーラシア陸路横断の締めくくりとしてイタリアからポルトガルまで移動した際、とばした場所に行く、落穂ひろいの旅だ。

一番の落穂ひろいはエルヴァスという街だったが、今回の旅のメインは上に写真をのせたマルヴァオン。けっこうな観光地だが、日帰りの旅行者が多く、朝夕はひっそりとしている。

さて、そのポルトガル旅行から帰ったのが13日の午後。

家に荷物を置いて、夜、国会正門前に行った。

20170613国会正門前01

「未来のための公共」というグループが主催する、共謀罪に反対する行動に参加するためである。

長々とは書かないが、テロ対策ではない、TOC条約を批准するためにも必要ではない、組織的犯罪集団かどうかを確認するため一般人も調査対象になる(調査対象にしなければ成り立たない法律であるーなので国会論戦が参議院に移った段階で政府が答弁を変えていったのはある意味当たり前)。まあ、捜査当局のさじ加減でどこまででも操作できるということ。

とにかくもう滅茶苦茶。

ということで、少しでも抵抗の姿勢を示すため、国会前にかけつけたというわけです。そして、その後、14日夜、15日夜にも続けて抗議に参加。

法律は成立してしまった。が、このままでは日本の民主主義がかなりまずい状況になってしまうので(国連の人権理事会に任命された特別報告者(ケナタッチ氏)もそうだし、各国のメディアからも心配されているよう)、今後も色々な形で市民が動くと思うし、時間の許す限り参加していきたいと思う。

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