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トルコ大地震から1週間

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2月13日、トルコ大地震の発生から1週間が経過した。

報道によると死者数はトルコとシリアをあわせて3万3千人を超えているとのこと。

シリアの被災地域には反政府勢力が占めている場所があり、救援の手がスムーズに届かない恐れがあるとも。

同じ地震国に住む者として、まったく他人事には思えないのだが、救援のための資金を寄付することぐらいしかできることがないのがつらいところだ。

以下の写真はいずれも2003年夏に訪れた時に撮ったもの。そこには人々の穏やかな生活があった。現在の惨状を見ると胸が痛む。

2003ディヤルバクル01

上はディヤルバクル。

2003マルディン01

上はマルディン。

2003シャンルウルファ01

上はシャンルウルファ(高台にあるシャンルウルファ城を望む)。

2003ハラン01

上はハラン(ずっと奥の方はシリアだと思う)。円錐形のビーハイブ・ハウスが並ぶ。

イスタンブールでガラタサライの試合を見てきた

ガラタサライvsベンフィカ at トルコ・テレコム・スタジアム01

2月14日、UEFA ヨーロッパ・リーグのガラタサライとベンフィカ(ポルトガル)の試合を見てきた。

トルコにはもう数えきれないほど訪問している。以前にも書いたかもしれないが、自分にとってイスタンブールに行くことは、日本人が京都へたびたび行く感じに近いか?

ただ、京都ほど気軽に行ける場所ではないので、いざ行くとなるとそれなりのきっかけが必要。

で、今回のイスタンブール行きを直接後押ししてくれたのが、ガラタサライだ。長友が在籍していて、サポーターにもえらく人気だとか。

長友の試合はイタリアのインテルのときも2回見ている。何となく好きな選手だ。

ということで、ガラタサライの長友の活躍を見るということをメインの目的にトルコ旅行に行くことにした。

ガラタサライは人気チームでチケットが確保できるのか、という問題もあったが無事クリア(トルコのサッカーチケット購入についてはユニークなシステムが導入されているが、そのことについてはいずれまた書きたいと思う)。

キックオフは20時55分というとんでもない時刻。

実はトルコは2016年に夏時間を廃止しており、その際、以前の夏時間をそのままトルコ時間としたのだそう。ということで、相手チームベンフィカのあるポルトガルとは時差が2時間あり、テレビ放映の関係(早いとポルトガル人の視聴に不便)でキックオフが20時55分というとんてもない時間に設定されたと思われる(同じイスタンブールのフェネルバッチェがロシアのゼニトと行った試合のキックオフが20時だったので)。

試合開始がとんでもなく遅いので、スタジアムからの帰りの足も心配だが、スタジアムはメトロの駅からすぐなので何とかなるだろう(何とかなったーこれについてもいずれ本編で)。

さて、平日夜だが、ヨーロッパリーグの試合ということもあってかスタジアムはほぼ満員。それから、ヨーロッパリーグということでチケット価格はふだんのリーグ戦の倍くらいに設定されており、1番高い席は日本円で23000円くらい。自分が買ったコーナーの席でも9200円くらい。それでもこの集客なのだからびっくりだ。そして、ファン、サポーターの熱さたるや聞きしに勝るものだった。

日本だとホーム側のゴール裏のサポーターのみが声を出すという感じだが、両方のゴール裏がサポーターエリアで(アウェイ席はアッパー席の一部に設けられているだけ)そこでの盛り上がりがすごいのはもちろん、試合が始まるとほぼ全席の客が立って観戦を始めた。席は試合開始前、ハーフタイムのためにあるという感じ。

そして、メインスタンドの高い席の客も声を出す。審判が気に入らない判定をするとスタンドの360度から大ブーイングや指笛。

これだけ熱いサポ・ファンがたくさんいて、集客の心配がなければ、アウェイ客のことは考えなくてもよい。それでアウェイ席は申し訳程度に設けているということか?

また、チケットの販売開始は何と試合の3日前から。チケットの需要が大きいので、それぐらいの日程があれば十分売りさばけるのだろう。

試合は1-2で敗れてしまったが、日本では考えられないほどのスタジアムの熱狂が感じられてよかった。

19度目だったトルコ訪問

201510サバサンド船とスレイマニエ・モスク

先週、トルコから帰国した。

帰国後、過去の旅の記録を確認したら、今回がなんと19度目の訪問だったということがわかった(年に2度行ったことも何回かある)。(先日、カッパドキアが4度目という記事を書いたが、実は6度目だったことがわかった)

飽きもせず随分と行ったものだ、と思われるかもしれないが、僕の旅行はやたらとリピートが多く、トルコ、特にイスタンブールなどは、例えば京都に繰り返し行く感じといったらよいだろうか。

もちろん、京都より全然遠くて、旅費も多くかかり、言葉も違い、行くためのハードルは高いのだけれど。

しかし、その繰り返し繰り返し行っていたトルコだが、先日のテロ事件の発生に見られるように、必ずしも安心して行くことのできる国ではなくなってきた(以前にもクルド人勢力の戦いが激化して東部でテロが多発した時期があったと思うが)。今後もトルコ旅行には行くのだろうとは思うが、慎重に状況を把握した上で計画をたてなければと思う。

ところで、冒頭の写真の高台に建っているモスクはスレイマニエ・モスクで、手前の派手な船は名物サバ・サンド屋の船。

6度目のカッパドキア

201510カッパドキア・ギョレメパノラマ

近くまで来ているのに寄らずに帰るという選択肢は見当たらなかった、カッパドキア。

ホテルにチェックインする際、やはりというべきかなんというべきか、観光ツアーに勧誘されたが、今回はツアーに加わる気はないので丁重にお断りした。

で、まず、ギョレメの街から歩いていける展望所へ。冒頭の写真はそこから眺めたギョレメの街。

アンカラにて(10月10日)

201510アンカラ城から


この日はサフランボルからアンカラに移動。
バスのテレビモニターでは、アンカラで爆発事件(テロ)が発生したことを伝えるニュースが流されていた。
トルコ語はわからないので、詳細はつかめなかったが、事件がアンカラ駅前で起こったことはわかった。


アンカラのバスターミナルに到着後、宿泊するホテルのあるウルス地区まで、無料のサービスバスに乗ろうと、乗り場へ向かうと、運行されていない。テロの混乱で一部の道路が通れなくなっているのかもしれなかったが、理由は不明。


ということで、アンカラ駅とはまったくの無関係なルートを通るドルムシュ(乗合のミニバス)はと考え、その乗り場へ。
ドルムシュは通常通り運行されており、ウルス地区に移動。


ホテルに荷物を置いた後、新装なったアナトリア文明博物館へ。


前に来た時は、こじんまりとした博物館という印象を持ったが、かなり規模も大きくなり、その分展示物も充実した感じだ。
個人的には、ヒッタイト〜新ヒッタイトの時期のレリーフなどがとても気に入った。

博物館を出た後、隣接するアンカラ城へいったが、こちらもここ数年で大きく変わった模様。

写真はアンカラ城から見下ろしたアンカラの街。

ところで、城内というかそこに隣接する街で、トルコ人青年に「どこから?」と聞かれたので、「日本」と答えると、「イナモトー!」と言われた。そういえば、現在、我が札幌に在籍している稲本はイスタンブールのガラタサライというチームでプレーしていたことがある。トルコ人にとって、日本人サッカー選手といえば稲本潤一なのかもしれない。


ということで、アンカラ城のあたりでは、事件現場とは違い、いつも通りの時間が流れていたわけだが、事件の真相はどうなのだろうか。トルコ政府と敵対するクルド人勢力によるものとの見方もされているようだが、アンカラ駅近辺で開かれていた集会は、トルコとクルドの和解をめざすというようなものだったようだし、一旅行者には、まったくわからないところである。

トルコはやっぱり猫の多い国だった

アマスラの猫1

シヴァス、トカットと移動して黒海沿岸のアマスラというところにに来た。

猫が次から次へと現れる。

やっぱりトルコは「ネコのくに」だった。(実はアマスラは犬も多いのだけれど)

何度目だ? トルコ

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もう何度目になるだろうか。トルコに来ている。

写真はシヴァスというところにあるギョク神学校(1271年創建)。

ここシヴァスは3度目。

初めて来た時に撮った写真は、カメラ・フィルムが盗難にあい、再度訪問した際は、撮ろうとしたら突然カメラが故障。
記憶の中にはあるのだが、どんな場所だったのかどんどん忘れて行く。
ということで、シヴァスのあちこちの写真を撮るため、3度目の訪問となった。

しかし、トルコの著しい経済発展にともないシヴァスの街も大きく変貌をとげており、過去2回の訪問時とは大分異なる印象。
とりわけ最初に来た時の、人通りも少なく陰鬱とした感じとはまったく違う、明るく活気のある街になったなあという印象。

発展していく過程にある国を繰り返し訪問することの面白さを感じている。

イスタンブール、シルケジ駅の猫

イスタンブール、シルケジ駅の猫

イスタンブールのヨーロッパ側の終着駅シルケジ駅を行ってみると、いましたいました。

何か、猫の画像をはめ込んだみたいに見えますが、本物です。

あっ、それから、コメントの投稿がうまくいかなかった件ですが、レンタル・サーバーの会社にお願いして、cgiの実行時間を延ばしてしてもらったところ、問題がなくなったようです。

movable typeの重さは何とかならないのかと思い、wordpressへの移行も考えましたが(世界的にはいろいろな点でwordpressの方が評判がよいらしい)、細かい点で気に入らない点がいくつかあり、このままmovable typeでいけそうなので一安心。

グランドバザールの猫

201208イスタンブールの猫2

 

猫の姿を追い求めてイスタンブールを歩いた。

しかし、求めずとも登場してくれることはすでに書いた通り。

で、イスタンブールでもっとも有名な観光地の一つ、グランドバザールへ行ってみた。

モロッコあたりだと、スーク内でけっこう猫を見かけるので、イスタンブールでもと思ったわけ。

しかし、完全な商業施設であるからなのか、猫様はポンポンとはご登場になられなかった。

そのなかで、目立っていたのが金を扱う店の集中するところで見かけた上の猫。

店の人の飼い猫か?

猫は詳しくないので、よくわからないが、けっこうお年をめされているのか?

さて、いたるところに猫のいるイスタンブールだが、どうも新興勢力が台頭している感じだ。

新興勢力というのは野良犬。それも大型の。

トルコのペット事情というのにはうといのだが、昔からトルコでは猫が大切にされていた。

なんでも、イスラム教世界では、預言者マホメットが猫好きだったとかで、猫が大切にされてきたとか。そのことと、トルコのいたるところで、野良猫、飼い猫など多くの猫がみられることは関係があるのだろう。

しかし、この夏のトルコ旅行では上述の通り、野良犬をかなり見かけた。

これは、ここのところのトルコの経済発展により、それに加え、一部で生活の欧州化も進んだことにより、一部の富裕層が犬をペットとして飼い、そうしたなか捨て犬も増えた結果なのだろうか、と思ったりしたが、本当のところはわからない。

う~む。でも、やはりイスタンブールには、犬は似合わない、と思う。

 

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やっぱりトルコは猫ランドだった

201208イスタンブールの猫1

 

昨夏に続き、またまたトルコへ行って来た。

第一の目的地はアルメニアとの国境にあるアニ遺跡。

そちらのほうはおいおいメインのページでということで、まず、昨夏に続き、トルコは猫ランドであること実感したこのと報告を。

イスタンブールでは、観光もそこそこに猫探し。しかし、探す手数はかからず、向こうから登場してくれた。

ただ、そこは気まぐれな猫。カメラをむけると、そっぽを向いてしまったり、カメラに向かって歩いてきて、構図を決められなかったり。

上の一枚は、ブルーモスク界隈の壁に描かれたイスタンブールの風景の前にたたずむ猫。

 

路面電車のある風景(イスタンブール)

イスタンブールのトラム

忙しくてなかなか、本編の更新がままなりません。

ということで、もうしわけ程度に「路面電車のある風景」イスタンブール編を。

イスタンブールの路面電車は、観光客にも便利な乗り物。

路面電車(トラムヴァイ)とメトロを乗り継ぐと、アタチュルク空港へも行ける。荷物の大きい旅行者には利用しにくいが、自分は荷物が小さいので、よく使う。

写真はスィルケジ駅から、アヤソフィア方面に向かう途中で撮ったもの。

やっぱりトルコは猫ランドだった

アンカラの猫

本日、トルコから帰国。

やっぱりトルコは猫ランドだった。

左右の目の色が違うワン猫が有名だが、そこかしこ、要所要所(?)で猫が登場した。

写真はアンカラの古い家を改装したホテルの猫。
チェックインの際、突然、足に何か柔らかい感触が。。。
この猫が体を擦り付けてきたのだ。
という具合に、やたらと人なつっこい猫も。

なお、ラマダンの影響は思ったほど大きくはなく、1回、30分後にバスがあるのを確認したが、簡単な昼食をとれる場所がなく、観光客向けのちゃんとしたレストランで食事を取った結果、そのバスを逃し、5~6キロ歩くことになったくらいか(大きい影響?)

旅のハイライトはカッパドキアでの気球だったが(いずれ本編の方で報告の予定)、

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ネムルートの神像にチェーン?

ネムルート山1

写真は96年の夏に訪れたトルコ東部のネムルート山だが、どうやら今は遺跡保護のため、写真の神像の周囲にチェーンがめぐらされたらしい。ということで、もう上のような写真は撮れなくなったようだ。「行けるときに行け」、やはりこの鉄則は守らなければと思った。

ネムルート山で記念写真

一人で撮るのも何なので、トルコ人親子に声をかけて一緒に。

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