スルッとKANSAIキンチョウスタジアム(2015.07)

2015年7月、コンサドーレ札幌の試合(VSセレッソ大阪)観戦のため大阪のキンチョウスタジアムへ行った。初キンチョウスタジアムである。

今回はちょっと事情があり、東京からではなく札幌からの遠征。

新千歳から関空へ飛び、そこからキンチョウスタジアムへということになったが、例によって試合観戦とともに観光も。

今回の関西の移動ではスルッとKANSAI2DAYチケット(4000円)を使うことに。

スルッとKANSAI2DAYチケット(3日券もある)は、関西のJR以外の鉄道ほぼ全線が乗り放題で、バスは全部とはいかないが、京都市営バス、京都バスなどが使えて便利(奈良交通が使えないのが玉にきず)。狭い範囲を集中的に観光する場合は割高となるが、私鉄の発達した関西、広範囲に回るときは非常にお得感がある(なお、このチケット、チケットが有効な地域の外でしか購入できない)。 関空から南海電車でなんばまで出るだけで930円もかかるので、少し広範囲に動けば、すぐにもとはとれる。

さて、13時ころ関空に到着したあと、まず奈良へ向かった。そして、奈良まちをぶらつきつつ、前から行こう行こうと思っていた新薬師寺へ(十二神将像で有名)。



奈良町資料館(入館無料)。奈良の街中はあまりちゃんと歩いたことがなかったが、この資料館のような古い木造建築物がけっこうあり、それらを改装したカフェやレストランなどもあって観光客に人気のようだ。




新薬師寺への道。興福寺や東大寺といった奈良の有名寺院のあたりは多くの観光客の雑踏を覚悟しなければならないが、このあたりは静かな雰囲気。




新薬師寺本堂(当初は本堂ではなく修法を行うためのお堂だったと考えられている)。何の変哲もないお堂だが、奈良時代の建築物で国宝。堂内は撮影禁止。



この日のメインは試合観戦なので、奈良観光はこれだけにして、大阪へ移動。ホテルにチェックインした後、キンチョウスタジアムへ。



札幌側のゴール裏席。なぜかこちら側はピッチからの距離が長い。




両チームの入場完了。ご覧の通りセレッソ側のゴール裏席とピッチとの間隔はとても狭い。試合結果は残念なことに。。。



翌日は、まず近鉄で長谷寺へ(桜井市)。随分前に訪れているが、再訪したいと思いつつちょっと離れているので、なかなか行けずにいた所。



長谷寺。




回廊というか登廊というか、石段をのぼって本堂へ向かう。石段の上にこのような長大な屋根を備えている日本のお寺は珍しいのでは。




まだ、アジサイが見られた。ところで、長谷寺は色々な花が見られるということで有名なお寺(一番有名なのは牡丹と桜)。




本堂。




本堂。




少し離れた場所から望む本堂。木があってわからないが、舞台造りになっている(京都の清水寺みたいなもの)。



長谷寺を出た後は、とりあえず近鉄で大和八木へ移動。ここから先の予定は未定だったが(何となく京都へとは思っていたが)、そういえば、この近くに今井町(16世紀に形成された寺内町を原型とし、江戸時代以前の建物が多数残るところとして有名)があるはずと思い、八木駅構内にある書店に入りガイドブックを立ち読み。すると橿原神宮方面へ一駅行ったところということがわかり、訪問決定。


ちょっと整備されすぎ、という感じもしないではないが、古い町並みが保存されている。このあたりは電柱や電線もなくいい感じ。






ここは電線が風情を壊している。ちなみに、この建物は16世紀以来酒造業を営んでいる河合家のもの。試飲とかもできるらしいので日本酒好きの人は試してみては。



今井町のあとは、またまた近鉄で京都へ向かい、竹田で京都市営地下鉄烏丸線に乗り換えて四条へ。めざすは、祇園祭の鉾建て・山建て(鉾や山の組み立て)。(有名な山鉾巡行は17日と24日)



運よく鉾の曳き初めを見ることができた。






山や鉾を飾る懸装品(写真の絨毯みたいなもの)のなかには、江戸時代に外国からもたらされたものもあり、とても興味深い。