パルミラはシリア砂漠のど真ん中に位置する。しかし、豊富な地下水が湧き出るオアシスで、紀元前1世紀から、地中海とメソポタミアを結ぶ交易路の中継地として栄えており、ローマ帝国と結んでいた。しかし、3世紀後半、パルミラの女王ゼノビアは、ローマから自立するという野心をいだき、結局ローマ軍に破れ、パルミラの街も壊滅に追い込まれた。ローマ帝国の街に特有の列柱道路が街の中心を貫いており、いくつかの神殿、劇場などの建造物が残る。(2015年、この地域を支配下に置いたISによっていくつかの建造物が爆破・破壊されてしまった。)
*インプレッション
広大な遺跡である。少し離れて遺跡全体を眺めるもよし〈特にアラブの城塞からの眺めは最高)、列柱道路を中心にブラブラ歩き回るもよし。列柱の向こう側に沈む夕日も綺麗。 |