リュステム・パシャ・ジャミイ
リュステム・パシャ・ジャミイは、16世紀半ばに建築家ミマール・スィナンがスレイマン大帝の宰相リュステム・パシャのために設計したモスクで、エジプシャン・バザールから続く商店街のなかに埋もれるようにしてある。モスクは2階にあり1階は商店などがテナントとして入居している。テナント料がモスク運営の財源になっているとか。

モスクを装飾するタイルは知名度ではスルタンアフメット・ジャミイ(ブルーモスク)だろうが、個人的にはこちらの方が美しいと思う。

たぶん、ここを訪れたのは2回だと思う。1回目は1999年4月、フィルムカメラの時代で、旅の最後に訪れたためフィルム切れで写真は撮っていない。2回目は2012年8月で、このときはすでにデジカメの時代でそれなりの枚数の写真を撮っている。ということで、下に掲載している写真はすべて2012年8月に撮影したもの。



商店街(『地球の歩き方』によると問屋街だそう)の中に入口がある。もうすっかり忘れてしまったが、(写真にある2つ入口みたいものの右側がジャミイへの入口らしい(ネット上にある写真を色々と見たところ)。左側の入口みたいなところは、その先の路地に通じている通路のようだ。また、入口はもう1つあるはず。ちなみにこの写真はジャミイから出た後に撮ったものだが、写真を撮ってから13年近くが経過し、このあたりの様子は一変しているようだ。ところで、通りにかけられている黄色と赤の布は日よけなのかなと思うが、イスタンブールのサッカーチーム、ガラタサライのチームカラーなので応援の意味も込めたものだろうか?




上にのせた写真の路地に通じる通路はたぶん右下の半分蔭になっている入口のように見えるところ(グーグルアースでそうであろうと判断-たまたまこのページを見た人にとってはどうでもよい情報ですが、自分のための情報ということで)。




モスクへの階段を昇っていく途中といか階段が突き当たったところにある窓から撮ったもののはず。 一つ上の写真の突き当りにある鉄格子のはめられている窓(石の壁にある窓)から見た路地と思われる。




モスクの外壁もタイルで装飾されている。




タイルの文様がシンメトリーになっていない(入口をはさんで左右非対称)。イスラム建築としては珍しいのでは?




メッカの方角を示すミフラーブ。モスク内部を飾るタイルはイズニックで造られたもの。ブルーモスクよりブルーモスクだ。




一つ上の写真(ミフラーブの部分)のタイルだけ大き目に切り取ってみた。




『地球の歩き方』によると、タイルの赤色は1500年代後半にだけ使われたという珍しいものだとか。




一つ上の写真の一部分を拡大してみた。赤い部分はチューリップの花か?