クズカレシ

<7日目続き>
13時半、メルスィンに向けて出発。
17時50分、メルスィン到着。すぐにオトガル近くにあるホテルに部屋を確保。


<8日目>
8時15分ころチェックアウトしてオトガルへ。
エマネト(荷物預かり)にバックパックを預けてクズ・カレシ方面に向かう8時半のバスに乗車。

9時半、クズカレシ到着。
まずビーチ入場料を払って海岸に出てさらに陸側にある城塞に入る(ここも入場料が必要)。



陸側の城塞から海にある城塞であるクズカレシを望む。クズカレシは日本語に訳すと「乙女の城」というが『歩き方』にはいつ頃建造されたものかの記述はない(今のところ)。ただ、城にまつわる伝説の記述はあって「昔、蛇によって娘が殺されるという予言をされた王様が、娘を守るため海上にこの城を築いた」という話があるとのこと。



花が咲いていたので、それを入れた構図で撮ってみた。




ビーチからクズカレシを望む。まだ日は高くないが、気温が高いばかりではなく湿気も強く、かなり厳しい暑さだったという記憶が残っている。



11時、次の目的地スィリフケに向けて出発。

11時半、スィリフケ到着。

スィリフケに行ったのは、『歩き方』に、ここの近くにけっこう保存状態のよい遺跡があると記されていたから(なぜか2018-19年版にはない…編集の都合なのだろうが、どういう基準で記述したり削除したりしているのだろうか?)。

遺跡があるところはウズンチャブルチというところで(遺跡の名はオルバ遺跡というらしいが、当時の『歩き方』には「ウラ、別名オルバ」とあった)、街の人に尋ねてドルムシュが見つかったが、まったく出る気配がない。言葉が通じないので、出発時刻が決まっていて、出発時刻までだいぶ間があるからなのか、それとも客が全然集まらないからなのかはわからないが、そうそうすぐには出ないということだけはわかった。

この後はアダナまで移動して、翌日早目のアンカラ行きの便の航空券を確保したいので(可能ならば夕方もしくは夜の便で移動することも考えていたと思う)、そんなにゆっくりしてはいられない。ということで、ウズンチャブルチはまたの機会にということにして、12時半、メルスィン行きのバスに乗った。

14時10分ころメルスィン到着。

14時25分ころ、ミニバスでアダナに向けて出発。

15時20分ころ、アダナ到着。

すぐにトルコ航空のオフィスへ行き翌朝8時のアンカラ行きの航空券を確保(ホテルを決める前に航空券を買いに行っているので、やはり可能ならばこの日のうちにアンカラに飛んでしまおうと考えていたのだろう)。


<9日目>
6時45分、ホテルをチェックアウトして、タクシーで空港へ。

アンカラ行きのトルコ航空便は定刻の8時に出発し、9時アンカラ到着。

すぐにアンカラ駅に移動して翌日夜のイスタンブール行きアンカラ・エクスプレスの個室のチケットを購入(米ドル換算で23ドルくらいだった)。

駅から徒歩でウルス地区に移動して(けっこう距離があるが途中通る緑豊かな公園脇を歩くのは気持ちよかった)、ホテルを確保。

すぐに外出して昼食をとり、アンカラ城、アナトリア考古学博物館へ(ウルス地区からは歩いて行ける範囲)。



アンカラ城の上からの眺め。




アンカラ城。



アナトリア文明博物館。ヒッタイト時代のレリーフなどが印象的。かなり適当に写真を撮ったので、ハットゥシャ遺跡の王の門に刻まれていた戦士の神のレリーフとか肝心なものをけっこう撮り忘れた模様。















博物館を見学した後アンカラ城域にあるカーペットショップに行った。実は日本で知り合いからよさそうな絨毯を買ってきてほしいと頼まれておりイスタンブールで買おうかと思っていたが、同じレベルの絨毯がイスタンブールよりもアンカラの方が安く買えそうな気がしたのだ。

絨毯の品質の本当のところはわからないが、畳1枚くらいのサイズでけっこうよさそうなものがあったので購入を決定。この先、自分で持ち運ぶことになるが、折りたたむとけっこう小さくなるし、旅程は残りわずかなので問題なしである。あとは依頼主に気に入ってもらえるかどうかだが、予算内であればどんなものかは任せると言われているので大丈夫だろう(帰国後渡すと、当時日本で出回っている絨毯はペルシャ絨毯が主でトルコ絨毯はややマイナーな存在で、トルコ絨毯独特のデザインのものを選んだこともあって気に入ってもらえたようだ)。



<10日目>
この日はあまり予定がなく、ゆったりしたスケジュール。

10時少し前にホテルを出て(荷物は預かってもらう)、近くにあるローマ浴場跡へ。





11時半、ホテルにもどり荷物をピックアップしてアンカラ駅へ向かう。

12時頃、アンカラ駅。エマネトにバックパック(なかに絨毯も入っている)を預けて、新市街へ行き適当に歩く。

昼食後、アタチュルク廟(トルコ建国の父ムスタファ・ケマル・アタチュルクの霊廟)へ。



壮大な廟だ。




帰りがけに廟を背にして撮った廟へと続く参道。




アンカラ駅。




アンカラ駅。




アンカラ駅構内にあるレストラン(ホームに面している)。この日の夕食はここでとった。