<目次>
 ◇イタリア◇
 1.ローマ(このページ)
 ◇チュニジア◇
 2.スベイトラ
 3.マクタール
 4.ケロアンのメディナを歩く
 5.マハディア、モナスティール
 6.エル・ジェム
 7.シディ・ブ・サイド
 8.カルタゴ
 ◇イタリア◇
 9.セリヌンテ
 10.チェファルー(予定)

  ローマ

さて、2005年夏の旅である。

今回の主たる目的地はチュニジア。日本からの直行便はないので、どこかで乗り継いで行かなければならないが、結局、ローマでの乗り継ぎを選択した。航空券はJALマイレージバンクの特典航空券(ビジネスクラスを確保-帰省で飛行機を使う機会が多いのだが、コンサドーレ応援での航空機使用がかなり効いている)

ローマから先の航空券はノーマルチケット。ローマ-チュニス-ローマ-パレルモ-ローマとつないで約7万円。お盆の時期で最も航空券の高い時期だが、航空券代はかなり安くついた。

ところで、チュニジアへ行ったあと、シチリアの遺跡を訪れたい。最初、チュニスからシチリアのトラパニまでのフェリーも考えたが、フェリー会社のホームページをみると、どうやらバカンスでチュニジアへ行ったイタリア人の帰国ラッシュらしく、かなり混んでいる模様。そこで、チュニスからパレルモへ飛ぶという選択肢を考えたが、かつては飛んでいたのだが、今現在この路線は運航されていないらしい。シチリアをはずすという選択肢もあったのだが、是非行きたい遺跡があり、仕方なく、いったんローマまで飛んでからパレルモへ行くというルートを選んだ。


<1日目(8月16日)>
13時すぎに成田を飛び立った日航機は、現地時間の18時半ころローマに到着。珍しく窓側の席に座っていたのだが、ローマ到着直前に、テルミニ駅、コロッセオなど、ローマ市内がよく見えた。日本からローマへ行く便はローマ市内上空を通過してからフィウミチーノ国際空港に着陸するということを初めて知った(風向きによるのだろうが)。

空港からレオナルド・エクスプレスという名の列車でローマ・テルミニまで移動し、予約しておいた駅近くのホテルにチェックイン。しかし、ホテルがわかりにくいところにあり、かなり迷った。



<2日目(8月17日)>
この日搭乗予定のチュニス行きの便は14時半出発なので、コロッセオ、フォロ・ロマーノあたりを散歩してから空港へ向かうことにした。

8時15分、ホテルをチェックアウトし、荷物を預かってもらい街へ出た。

テルミニ駅からコロッセオまでは割と近く、ホテルからは1キロ強の距離。心配したほど気温は高くなく、何より東京と違って湿気がない。気持ちのよい散歩となった。



コロッセオは2度目の訪問だったが、前回は3月のどんより曇った寒い日の訪問で、あまり好印象はない。今回が実質的な最初の訪問という感じである。




コロッセオに入りました。朝早いせいか、まだ観光客はまばら。




5万人を収容したというコロッセオ。紀元前80年の完成。ここで模擬海戦や猛獣対人間などの戦いが繰り広げられ、ローマ市民が熱狂したという。コロッセオとは「巨大」という意味らしく、「巨大遺跡へ行こう」というホームページの運営者としては、これ以上のものはないなと思いつつ訪問。




コロッセオから望んだコンスタンティウス帝の凱旋門。













コロッセオ(mp4=15.3Mb)。




これはフォロ・ロマーノにあるアントニヌス・ピウス とファウスティナ神殿。フォロとは「広場」を意味し、フォロ・ロマーノは古代ローマの政治・宗教・商業の中心地となる公共広場として栄えたところ。




フォロ・ロマーノの西北端のあたり。中央奥に見える緑色の像がのっかった建物はヴィット-リオ・エマヌエーレ二世記念堂。ここの屋上テラスからの眺めが素晴らしいらしい。




一つ前の写真に写っている門(たぶんセプティミウス・セウェルス凱旋門)から望んだフォロ・ロマーノ。




セプティミウス・セウェルスの凱旋門に施された彫刻。後方に見える柱はたぶんコンコルディア神殿。




手前はたぶんセプティミウス・セウェルスの凱旋門、後方はたぶんコンコルディア神殿。




市庁舎側から望んだフォロ・ロマーノ。




ホテルに戻る道すがら、コロッセオをバックに果物屋の写真を1枚。逆光のため果物の色がはっきりしませんが、とても綺麗に見えたのだったと思う。



10時頃ホテルに戻り、荷物をピックアップして、テルミニからレオナルド・エクスプレスでフィウミチーノ空港に移動。



ローマ・テルミニ駅。