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大英博物館展に行ってきた

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イフェの頭像

先日、上野の東京都美術館で開催されている(4月18日~6月28日)大英博物館展に行ってきた。

大英博物館には2度ほど行っていて、その膨大な展示品の一部は見たことがある。

今回の展覧会は『100のモノが語る世界の歴史』というテーマが設定され200万年~180万年前の石器から、現代のソーラーランプと充電器(中国)までが展示されていた。

ソーラーランプもそうだが、それ以外にもクレジット・カード(アラブ首長国連邦)とか、サッカー・ユニフォームのレプリカ(インドネシア)とか、「えっ、こんなものまで、収蔵しているの?」というものもあり、興味深くはあったが、今回の自分の関心は、はずかしながら、本展覧会開場限定のフィギュア。

販売されたのは、古代エジプトの棺、アメリカ先住民のパイプ、ホクスンの銀製胡椒入れ、ルイス島のチェス駒、イフェの頭像、柿右衛門の像の6種類。

選んで購入できるのかと思って行ったが、黒いプラスチックのケースに入っており、中味は見えない。開けてみてのお楽しみという売り方だった。

2009年に横浜で開催された「海のエジプト展」で、公式カプセル・フィギュアがガチャガチャで販売されたが、それに似た感じの売り方だ。

「海の...」の方はカプセルが出てきた段階で、何が出てきたかがわかるので、欲しいものが出てこなかったときに、次から次へとチャレンジしてしまう恐れがあった。

しかし、今回のものは黒いケースに入っており、欲しいものを追求するには、レジでお金を払った後に中味を確認することが必要で、さらに次に購入するものを選び、またレジに持っていかねばならないというハードルが設けられており、もしかしてコンプリート狙いのような人を防ぐととも、期間中にフィギュアが売り切れるのを防ごうと主催者側が考えたのかもしれない。

ちなみに、フィギュアの価格は350円で、コンプリート狙いは十分に可能な価格だった(笑

僕はコンプリートする気はなかったが、一応、その場でケースを明け(かなりかたくあけにくかった)、イフェの頭像(上の写真)であることを確認(一瞬、もう一個買おうか迷ったのは内緒だ)。

これは、1300年~1400年代初期に西アフリカの大王国イフェで作られたもので(ナイジェリアがあるところ)、優れた芸術性から中世アフリカに高度な文明が発達していたことを示し、発見された1939年当時、ヨーロッパにあったアフリカに対する偏見と優越感を根本的に覆すことになったとのこと(以上、フィギュアについている説明書きによる)。

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