チステルニーノ
コンサドーレの記事と前後してしまったが、先々週から先週にかけて超短期でイタリアに行っていた。
主たる目的地はオストゥーニとチステルニーノ(上の写真はチステルニーノで、ごくごく小規模な白い迷路が楽しめる)。
『地球の歩き方』に載っていない(はず)街だが、イタリア南部(長靴のかかとのあたり)の白い街地として結構有名らしい。(後者はそうでもないか?)
当たり前だけれど、まだまだ未知の素晴らしい場所がある。今回の旅は、そんな場所を見つけて、少しずつ訪れていくきっかけとなるものになったかもしれない。
旅の詳細は、例によっていつになるかわからない本編で。
コンサドーレの激勝に興奮(vsセレッソ大阪)
チーム創設20周年を記念したOB戦があったり、観客にスポンサーの石屋製菓からチームカラーである赤黒のトートバッグのプレゼントがあったり(先着15000名)、対戦相手が玉田、柿谷といった元日本代表選手を抱えるセレッソ大阪であったり、いろいろな要素が重なって、21600人あまりの観客が集まった。
上の写真は選手入場直前のもので、赤黒のトートバッグ(片面が赤、片面が黒)を使ってスタンドが赤黒に染められた。
ゲームは、最初はセレッソに押されまくり、前半の途中から何とか相手の攻撃に対応できるようになり、後半は互角の戦い。
お互い疲労が見えてカウンターの応酬となって、どちらに転んでもおかしくはない展開になったが、終盤、コンサドーレが、こんな攻撃見たことないぞという展開から最後は稲本がゴールを決め、そのまま逃げ切って勝利。
ゴールが決まった時、試合終了のホイッスルが吹かれた時のドームのボルテージは最高潮で、屋内独特の雰囲気に包まれた。
選手の後ろで深々とお辞儀する社長の姿が印象的。
ライトアップされた千鳥ヶ淵の桜
先週木曜、調べもののために国会図書館へ行った後、市ヶ谷方面で知り合いと会ったのだけれど、国会図書館からは市ヶ谷へ直行せず、てくてく千鳥ヶ淵まで歩いて(自分にとっては完全な徒歩圏ですがけっこう距離があるかも)桜を見てきた。
ライトアップに工夫が施されているようで、桜の色味が強調されている感じだった。
ワースト・オブ・安保法
昨日、安保関連法施行に反対する国会前抗議に参加してきたことを書いたが、それに関連して少し書いておきたいと思います。
安保関連法が憲法違反の疑いが極めて強いとされていることは、多くの人たちが知っていると思いますが、その中身にも多くの問題点があるといわれています。そして、問題点が多すぎて自分のような素人にはどうにも理解しにくいし、整理もできません。この問題に関心があって、新聞などを丁寧に読んでいる人もおそらく同じなのではないでしょうか。それくらい多くの問題を抱えていた法案なのに、果たして十分に審議されたのでしょうか? 答えは「否」といわざるを得ないでしょう。
安保関連法の問題点の具体的内容ですが、多くの専門家が最悪と評しているのが自衛隊法95条の2です。ということで、自分なりのまとめを備忘も兼ねて書き留めておきたいと思います。
今回の安保関連法では、自衛隊法95条の2に「米軍等の武器等防護」という条文の新設されました。政府は「武器等」には航空機や艦船も含むと説明していますが、この防護を行う主体(法律に記されている主語)は「自衛官」です。自衛官が航空機の防護? 当然個人の判断でできることではないので、組織的な行動にならざるを得ません。しかし、憲法上の制約で組織的に米軍の航空機の防護はできないということで、主語が「自衛官」になっているということらしいです。
そして大きな問題は、この「米軍等の武器等防護」は去年盛んに国会で議論された新三要件などの制約は一切かかっていないということです。つまり、新三要件を満たしているか満たしていないかは関係なく、この95条の2によって集団的自衛権行使と同様のことができるようになっているようです。
なお、上記の内容は2015年10月19日、DOMMUNE(ドミューン)というライブストリーミング・チャンネルが配信したSEALDsによる番組において、水上貴央氏(青山学院大学法務研究科助教)と柳澤協二氏(第2次小泉~麻生内閣において安全保障・危機管理担当の内閣官房副長官補を務めた)がされたお話しを自分なりにまとめたものなので、大筋ではこんな感じというレベルのものになっていることを念のため書き添えておきます。
ちなみに、昨年の安保関連法審議に関する新聞記事などでも、もちろん、この自衛隊法95条の2の問題点が指摘されています。
3.29 安保関連法施行に反対する国会前抗議に参加してきた
3月29日、安保法制が施行されたのに合わせて国会前で実施された抗議行動に参加してきた。
参加者は主催者発表で37000名。ただし、これは19時半頃に発表された数字で、それ以降にやって来る人も多く、また参加者は時間帯によってかなり入れ替わっていたので、参加延べ人数はもっと多かったかもしれない。
自衛隊の海外における武力行使を可能にする安保関連法は違憲であると考える憲法学者が圧倒的多数を占めることは周知のとおり。
先日参加した小林節氏(憲法学者)の講演の内容が参考になるので、それを紹介しておこう(正確な言葉・言い回しは忘れてしまったので要旨ということでお許し願いたい)。
小林氏は自衛隊合憲の立場をとる。なぜ合憲かというと、他国の軍隊によって日本が侵略された場合の備えとして"第2警察"として自衛隊が対応する(第2警察という表現はその日小林氏が用いた表現ー憲法の制約上軍隊たりえないということ)。これは日本のテリトリーにおける治安を守る行動、警察行動なので9条に抵触しない。しかし、一歩日本の領域を出て武力行使を行うと、これは国内の問題と片付けることができなくなるのでアウト。つまり、現行憲法では自衛隊が海外で武力行使することは絶対できない。できるようにするには先に憲法を改正するのが筋。というような話をされた。
憲法学者にとっては至極当たり前の考え方なのだそうだ。
参加者が少しずつ入れ替わるなか、だんだん前方に移動していき、最後はかなり先頭に近いところまで出て行って声をあげた。 今後も様々なデモや集会が実施されると思われるが、かなり大規模なものになると思われるのが5月3日に有明防災公園で開催される憲法集会。どれだけの人が集まってどれだけ世論にインパクトを与えることができるか、注目したい。もちろん、僕も参加する予定。