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2016年9月 Archive

今沖縄・高江で起きていること(本当に法治国家なのか? 日本は)

  • Posted by: オフ
  • 政治

昨夜、青山学院大学の一教室を会場に開催された、沖縄・高江緊急報告集会に参加したきた。

まず、フォトジャーナリスト森住卓氏の報告・講演があり、その後、森住氏を含めて、元山仁士郎 氏 (元SEALDs RYUKYU)・船尾遼 氏 (弁護士)・伊藤 和子氏 (ヒューマンライツ・ナウ事務局長、弁護士)が色々な話をされた。

今、マスコミの報道といえば、東京の豊洲新市場に関するものばかりで、高江に関するものはわずかであり、また、ごく断片的なもので、何が問題なのかわからない状態。自分もぼやっとした印象しかもっていなかった。

昨日の話でまず印象的だったのは弁護士の船尾氏の話。

高江で強行されているヘリパッド(オスプレイの離着陸ができるかなり大きなもの)の建設に反対する住民、沖縄各地の人、そして本土各地から集まっている支援者たちに対する機動隊の行動は法的根拠のないものが多数ということだった。

法律で認められていなことを行う警察っていったい何なんだ?!

しかし、報道などではその辺はほとんど伝えられず、「反対派と警察が対峙して反対派を警察が抑え込んでいる」的なことが見えるだけである。

そういう報道を見た本土の人たちはどう思うだろうか。国が正式な手続きにのっとって進めていることに対して「反政府」の人たちが行っている行動で、抑え込まれてもいたしかたないのではと思うのではないだろうか。もしかすると、本土の過激な人間が現地に乗り込んで国に文句を言っていると思っている人もいるかもしれない。

しかし、反対派の人たちの行動は非暴力である。しかしながら、警察に拘束、抑圧が行われ、(多くの場合)警察のそうした行為には法的根拠はなく、船尾弁護士が現地で弁護士であることを示し、「この根拠は?」と問うても、まったく無言だったとのこと。つまり法律の専門家に対してまともに答えられないことをやっているということ。

まあ、彼ら警察も上の命令で動いているだけなので、上(究極的には政府)を何とかしないと、沖縄に対する弾圧といってもいいような現在の状況はどうにもならないだろう。そして、現状を打開するために、沖縄で行われている「本当に法治国家か?」と思えるような理不尽なやり方を本土の人たちにも広く広めて、それを止めなければという世論を高めていく必要があるということで、色々な人が様々な行動を起こしている。昨夜の報告会もその一環だし、元SEALDs RYUKYUの元山さんらは、昨日、「沖縄・北部訓練場のヘリパッド建設強行に反対する若者有志の会」を立ち上げた。

また、ヘリパッド建設は、米軍の北部訓練場の一部の返還と引き換えであるということになっている(このことをもって政府は基地負担の軽減であると言い訳をする)が、返還される部分は米軍にとって使い物にならないものであったという点は報道されていないんじゃないだろうか?(自分も高江の件についてはあまり詳しくなく、昨日の森住氏の報告でこのことを初めて認識した)。

訓練場の使い物にならない部分を返還して、そこにあったヘリパッドの代わりに、ヤンバルの森の貴重な自然を壊して新たなヘリパッドを建設してそこでオスプレイの訓練も行い、高江の静かな環境を壊すということで、まったく基地負担の軽減といえるものではないとのことだった(表向きは沖縄の負担軽減、実際は基地機能の強化ということだった)。

上記以外にも、樹木の違法伐採とか、法的な根拠ない自衛隊ヘリによる工事のための重機輸送とか、色々ありすぎて。。。

今後、東京での街宣とかもあるようだから、今後の動きに注目したい。

現地にも行きたい気持ちがありますが、正直警察は怖いので(ヘタレです)、まずはカンパからかな。。。

下記は「沖縄・北部訓練場のヘリパッド建設強行に反対する若者有志の会」のtwitterです(ブログも開設予定とのこと)。

https://twitter.com/helikyu_takae

ところで、この春の南イタリア旅行の記録の1ページ目をホームページ(このブログ上部の「HOME」から行けます)にアップしました。

ストレッチでアキレスけん痛が良くなった?

趣味でランニングをしているが、ときどきかなりヒドイアキレスけん痛に悩まされる。長いときには3ヶ月くらい痛みが続いたこともある。

整形外科に行くと、アキレスけん周囲炎と診断されて、湿布薬を出され、しばらく安静にしていてくださいとい言われる。しかし、改善されるまで、かなり時間を要する。

針治療を行ったこともある。

確かに湿布をしているだけよりはよいが、劇的に改善されることはなかった。

そうこうしているうちに、痛みがまったくなくなり問題なく走ることができるようになる。

走ることは大切な趣味だし気分転換にもなるものだから、この痛みは本当に困る。整形外科も鍼灸院も頼りにはならない。

ところが、ひょんなことから痛みを改善する方法(そうだと思う、たぶんそうだろう、もしかしたらそうだろう)が見つかった。

昨年、安保法制に反対する国会前行動に繰り返しでかけていたことは既に書いた。狭い場所で同じ場所に立ち続けるのは、相当腰に負担がかかったのだが、なぜかアキレスけん痛も再発してしまった。

それで、ふくらはぎ、もも裏(ハムストリング)、お尻、腰とつながる筋を意識しつつストレッチをしてみたところ、アキレスけん痛も改善された。

針はアキレスけんの周囲、ふくらはぎ(膝に近いところまで)くらいにしか打たなかったような記憶、湿布は当然アキレスけんの部分にしか貼らなかった。ストレッチもふくらはぎくらいしか意識していなかった。

体の詳しい仕組みはわからないが、僕のアキレスけん痛はふくらはぎから腰へとつながる筋の緊張から来ていたのかもしれない(素人の推測です。念のため)。

ちなみに「アキレスけんの伸ばしすぎ」みたいなストレッチは、痛みを悪化させてしまうようで、僕が意識したのは、あくまでふくらはぎから上です。

雲南省元陽の棚田再訪

  • Posted by: オフ
  • 中国 |

201608元陽の棚田

久しぶりで夏の旅を復活させ、中国は雲南省へ行ってきた。

最大の目的は元陽の広大な棚田を見ること。

実はここは2度目である。1度目は、2010年3月。まだ田植え前で、水田に水が蓄えられた状態の時期。水に光が反射して美しい光景を形作っていた(それについては本編をご覧ください)。

それで、今回は季節を変えて訪問しようということで、今回の旅となった。

稲が育った状態で見る棚田もなかなかのものだった(写真の棚田に黄緑と黄色の部分があるのは、田植えの時期をづらしているから)。ただ、観光客に人気があるのは水田がピカピカと光っている時期のようで、そんな多くの観光客には出会わなかった。

今回は真下に棚田が広がる村のゲストハウスに泊ったのだが、前回訪問した2010年には、そのような立地の宿はあまりなかったような記憶がある。

今回、世話になったゲストハウスの御主人(? オーナーなのか雇われ人なのかは聞かなかった)の話によると、世界遺産に登録された2013年以来、元陽も大きく変貌をとげており、観光客が大きく増大し、地元の人々の生活水準も向上しているとのこと。

たしかに、棚田の村のあちこちにホテルが建ち、現在も建設が進められていた。観光客の主力は中国人のようだ。もともと、中国人の観光熱は高く、昔から住んでいる場所の近辺へ観光バスで1日出かけるということが盛んだった(僕ら外国人旅行者がその観光バスで出かけることも多かった)。それが、所得水準の向上によって、より遠くへということになり、世界遺産に登録されたことによって、その目的地になったのだと思う。

同じような状況の先輩観光地としては、同じ雲南省の麗江があげられると思う。中国人観光客の人気が高まると、その観光客たちのニーズ、好みに合わせた整備が進められる。その結果、麗江は整備されすぎて、テーマパークのようになってしまっているとか。(僕は観光客が増える前の麗江に行くチャンスがあったのだが、グズグズしていたのが悔やまれる)

ゲストハウスの主人も麗江・大理・シャングリラを例にあげて、変化しすぎてあまり良くないというようなことを言っていた。

実は大理には、30年近く前学生時代に訪れている。外国人の泊れるホテルは確か一つしかなく、それでも欧米観光客には人気の街で、何と本物のコカ・コーラが飲めた。

コーラなんて当たり前だろうと思われるかもしれないが、当時は北京などの都市でも、街中でコカ・コーラを売っている店はほとんどなく、炭酸飲料といえば「汽水」という、オレンジ色の飲み物くらいだった。

おそらく「汽水」は絶滅したんだと思うし、「汽水」を知っている日本人もほとんどいないだろう。もし、今「汽水」のことを知っている日本人に会ったら、「えっ? 汽水知ってます? おーっ」とか言って、握手でも求めてしまうんじゃないだろうか(笑)。あの頃の中国旅行は想像を絶する大変さだったから、同じ時代の中国旅行を体験した親近感みたいなものから。

話が大きくそれました。

以上、雲南省に行ってきましたというご報告まで。

いずれ本編に旅行記を載せます。

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