新型コロナウイルス感染症の後遺症(長期障害)については様々なものがあり、免疫への悪影響というのは間違いないといってよいほど研究があるらしい。
免疫への悪影響も関心があるが、自分の最大の関心事は脳への影響(独力で生活できない脳の状態になるのは絶対避けねばならないので)。
『サイエンス・ダイレクト』(オランダの大手出版社エルゼビア社が提供する、科学・技術・医学・社会科学分野の世界最大級の学術文献フルテキストデータベース)にのせられたレヴューによると「ロングコヴィッドの疲労・無気力・実行機能低下は心理反応ではなく、脳損傷の結果の可能性。コロナウイルスがアストロサイトに直接感染し、海馬で神経変性と神経新生障害を引き起こす可能性」とのこと。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0022395626000075
例によってわかりにくい内容だが、決して楽観できないということだけはわかる。
ちなみにアストロサイトとはwebの「脳科学事典」によると次の通り。
「アストロサイトは神経系の細胞であるグリア細胞の一種で、ニューロンを取り囲んでおり、神経回路を調節する。アストロサイトは以前は神経細胞から放出された伝達物質を回収するなど神経回路の補助的役割とされていたが、2000年以降、アストロサイトが伝達物質グリオトランスミッターを放出し神経回路を制御する報告が多くなるにつれ、より主体的に神経回路を調節すると考えられている。」
ちなみに、新型コロナ感染症の後遺症(長期障害)としてはブレインフォグというものがあるというのも諸研究によりわかっているようだ(ブレインフォグの原因は新型コロナ以外にも色々あるようだが)。去年、北海道新幹線が青函トンネルを通過中、運転士がボーっとしたのか、意識が低下したのか、極端に速度をさげてしまい車掌が気づいてそれを運転手に伝えて、速度を回復したということが起きた。もし、この状態が高速バスなどで起きたらどうなるか? レールはないので直進できず、大事故が起こったかもしれない。なぜ運転中にそのようなことがおこったのか? 続報はないようだ。まあ、急に意識が遠のいたとかのレベルのことはわかってもその原因はわからず、ましてや新型コロナの影響か否かなどはわからないだろう。
前にも書いたかもしれないが、去年、札幌市内では車が電柱に衝突するという事故が何件が起きている。降雪時期でもなく、急カーブでもない。わき見運転とかの可能性もありえるが、ブレインフォグではなかったのか? 繰り返すがブレインフォグの原因は新型コロナ以外もあるので、例え事故の原因がブレインフォグであっても、即新型コロナと直結させて論じることはできないのはゆうまでもないが、あまりに無関心でいてよいものでもないと思う。
Comments:0